Photo by Jukan Tateisi on Unsplash 40代半ばにして、ふと気がつくと、若いときのようにガツガツ働くのが面倒臭くなる時期がやってきます。多かれ少なかれ、ある程度の地位またはスキルを得たから、その先の目標を見えないまま、日々がダラダラとすぎていきます。 |
気がつくと、1、2年と、時間がどんどん経ってしまいました。ある程度やってきたから、新たな目標失ってしまい、ミッドライフクライシス (mid life crisis)と言うと、大げさに聞こえるが、行き詰まる時期がやってきます。今までの生き方を振り返り、これから変えたいところを模索し始めますが、なんだか、それも、また行き詰まりそうな結末に至ります。
ユングの心理学書には、40代にして、ある日ずっと専業主婦していた人が事業をスタートし、成功させるようなことは、稀ではないとエッセイで解説していました。つまり、ある程度、役割を果たすと、日常に埋もれていた本当にやりたかったことに気づき始めます。
人生の折り返し地点にきたから、お金も時間も体力も、無限ではないと感じ、これまでの時間の使い方を振り返り始め、自分に成績をつけ始めます。これができたけど、これが出来なかったと、⚪︎×式に見ていき、残された人生を有効に使うために、×の成績の項目に力を入れます。仕事ばかりしてきた人は、交友関係を広げ始め、遊んできた人は、仕事に目覚めます。運動しなかった人は、運動をし、今まで駆使した体をいかに今後元気に保つか、気になり始めます。
私は、その人の本来の生き方をある程度、西洋占星術でわかると思います。20代の頑張りは、基盤となり、30代でさらに自己を研磨していきます。これは、いわゆる自分の喜怒哀楽に対して、正直に自由に生きようし、その行先と結果を味わいます。それは、生まれ持った性質をそのまま生かして、甘いもすいも経験してきらこそ自分がわかってきたということです。
ただある程度の表面的な役割を果たすと、その人は、本来の生き方を求め始めます。今までアイデンティティーに隠された本来の自分に目覚め始めるが、それが何かは、まだわからないままで、より深い洞察をしていき、行動の裏のエネルギーパターンで見えてきます。
他人に振り回されずに舵をとって生きることを味わうと、なんでもありだと思い、選択肢が多すぎて迷い、逆に失敗をすることや、時間や労力的な代償が大きくなるプレッシャーとも対面します。人それぞれの生き様だから、悩みがよりパーソナルになって行き、簡単に打ち明けられません。
でも、占星術で見ていくと、幾万通りの人生パターンが浮かび上がってきます。人それぞれが持っている魂の課題は異なり、この人生で果たすべきとも言える使命でさえ、持っているとも言えます。それをどう生かすかは、本人次第。ただ、それに気がつかないままでいると、眠っている才能、天性を無視し、生かさないままになり、迷いの人生で終わってしまいます。
わたしは、「自分は誰?」という疑問をずっと抱いてきました。まさか、興味のある占星術を人に提供するまでになるとは、思えませんでしたが、私は、ずっと自分で探し求めていた答えが、ここにあることに気がつきました。自分のリソースは全て、自分の中にあるんですね。
それは全て、生まれた瞬間に刻み込まれた惑星のエネルギーパターン。
1秒の出来事を一生をかけて生きていくとは、本当に、そのエネルギーの情報量が多いため、ゆっくりゆっくり体験していくのだと思います。